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不労所得をつくってみようーサラリーマンの挑戦記ー

不労所得を作るため、普通のサラリーマンが挑戦していくブログです。株式、ソーシャルレンディング、ふるさと納税など。あと、英語、法律も少々

【読書】映画公開前に「夜は短し歩けよ乙女」の復習を!

 森見登美彦さんの夜は短し歩けよ乙女の公開が今週金曜日4月7日。

これは森見さんの四作目にあたる作品で、第20回山本周五郎賞受賞作品である。

公開前に、さらっと内容をおさらいしたい。

 

lounge.hatenadiary.com

 

1 内容

「黒髪の乙女」にひそかに想いを寄せる「先輩」は、夜の先斗町に、下鴨神社の古本市に、大学の学園祭に、彼女の姿を追い求めた。けれど先輩の想いに気づかない彼女は、頻発する“偶然の出逢い”にも「奇遇ですねえ!」と言うばかり。そんな2人を待ち受けるのは、個性溢れる曲者たちと珍事件の数々だった。山本周五郎賞を受賞し、本屋大賞2位にも選ばれた、キュートでポップな恋愛ファンタジーの傑作。

 

夜は短し歩けよ乙女は、

2007年の本屋大賞で第2位に入った作品。

それは決して名ばかりの称号ではない。

2 感想 

私がこの本を手に取ったのは大学生の頃だ。

本を読まない学生であったが、

手にとってみることにした。

理由は二つある。

一つは友人の勧め。

もう一つは、京都を題材にしているところ(森見さんの作品の多くは京都が舞台)。

京都に生まれ、京都の大学に通っていたので、とっつきやすいと思ったからだ。

 

森見さんの文体は癖が強く

どうやら、食わず嫌いで彼の本を読んでいない人も多いようだ。

だが、そのような方々に声を大にして言いたい。

森見さんの本はスルメであると。

なんども繰り返し読むうちに味が出てくるのだ。

 

夜は短し歩けよ乙女トーリーは、

「黒髪の乙女」の視点と

「先輩」の二人の視点で描かれ、

二人の掛け合い、物の見方違いでストーリーが進行していく。

ものすごく丁寧な語り口調の「黒髪の乙女」

 高慢で詭弁語りの「先輩」

常にその場の主役になる「黒髪の乙女」

軽んじられ路傍の石ころのように扱われる「先輩」

(しかし、それを決して自分から認めようとしないところが高慢だったりする)

小・中学生のように、黒髪の乙女の気を引こうとする先輩の奮闘ぶりがこの小説のストーリーの筋だ。

 「黒髪の乙女」は、

天然で、天真爛漫で、常に平和に満ちている。

彼女の視点では、彼女らしさを表すような文体になっています。

 

森見さんの作品では、

舞台は京都

情景の描写はファンタジー色がある。

例えば、京都の先斗町という町は、

三階建ての電車型自動車兼自宅に乗った伝説的なおじいさんが夜な夜な跋扈

する百鬼夜行的な街です。

確かにこれらは架空のものだが、

それでも、どことなく実際の京都・先斗町京都大学の雰囲気を

漂わせていて、リアルに感じる部分がある。

きっと、それは森見さんの情景の描写の巧みさによるものなのでしょう。

 

「おともだちパンチ」

「偽電気ブラン

「韋駄天コタツ」

「偏屈王事件」

「パンツ総番長」

「詭弁論部」

 

当たり前のようにこれらの意味不明な言葉が登場し、

それらを面白文章で繋いでいくのが森見さんの得意技。

 

本当に簡単に夜は短し歩けよ乙女を要約するなら、

ドタバタ恋愛コメディーである。

 

ファンとして嬉しいのは、

森見さんの作品は、他の作品の登場人物も登場すること。

樋口さんなんかは感覚的にはレギュラーっぽくなっています。

 

こんな感じで非常に笑える言い回しや会話の多かったこの作品。

気軽に読めて笑える作品なので、映画公開前に予習してみはどうでしょう?

 

以上、【読書】映画公開前にバタバタ恋愛コメディ「夜は短し歩けよ乙女」の復習を!でした。